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Findy Team+ Award 2022 組織規模別部門を受賞しました。

Findy Team+ Award 2022

こんにちは。 オランダ帰りのエンジニアの笠間です。 オランダに居たころは、最寄りのスーパーにATM強盗が車で突っ込んで店ごと燃えるというドラマティックな日々を過ごしていました。 日本に帰ってきて一年半経ちますが、今のところ最寄りのスーパーは燃えておりません。日本は超平和です。

今回メディアドゥのFanTop開発チームがFindy Team+ Award 2022 組織規模別部門を受賞したので、ご報告いたします。

Findy Team+とは?

エンジニア組織のパフォーマンス向上を支援するサービスです。 GitHubやJiraなどを解析し、エンジニア組織のパフォーマンスを可視化することで、 生産性向上をサポートします。 メディアドゥのFanTop開発チームでは、今年の春より利用を開始しています。

なぜFindy Team+を導入したのか

FanTop開発チームでは、現在「継続的デリバリーの改善」を行っています。 一般的に「デプロイの頻度」「変更のリードタイム」「変更障害率」「サービス復旧時間」といった4つの指標を改善することで、開発のパフォーマンスが上がるといわれています。

当該活動の一貫として改善すべき指標及び数値の把握・他社との比較などを目的として、Findy Team+を導入しました。

何に対して受賞したのか

今回 「リードタイム」指標が他社と比較して良かったことが受賞理由です。 リードタイムとは、具体的には「プルリクをクローズするまでの時間」や「プルリク作成からレビューまでにかかる時間」等を参照する指標です。

受賞対象の指標改善に大きく寄与したものは何か

私は週一でファシリテーションを行っていただけなのですが、自走力が高いエンジニア組織を目指しているだけあって、各エンジニアおよびマネージャーがみるみる改善策タスクを消化・改善していきました。 グローバル規模で見てもなかなかないようなスピード感で進むので、進めていて大変楽しかったです。

・Deployまでのフローの改善
利害関係者のリリース判断も含む部分となります。 リリースの規模などに応じて、フローを変更しました。

・単一レビュワーから複数レビュワー化
レビューまでの時間の短縮要因となりました。

・プルリクの必要要件・JiraのIssue要件の定義
レビューの際に、要件を明示することで、速度改善・手戻りの改善などに寄与しました。

・ローカル環境での結合テストの実現可能化
以前本ブログにおいて「アーキテクチャ設計」を紹介しました。

FanTopの仕組み

上記の画像にもある通り、FanTop独自のWorkerという概念があります。 詳細は下記記事をご覧ください。

NFTマーケットプレイスのアーキテクチャ設計 ― FanTopはどのように動いているか

当該Workerも含めた結合テスト環境を、Docker及びDockerComposeの開発環境の再構築により実現しています。

授賞式及び懇親会の内容

Findy Team+ Award 2022では、3つの組織規模別部門毎に10社の合計30社が表彰されました。 今回メディアドゥが表彰されたのは「Medium Div.」(エンジニア組織が50〜100人未満の企業)です。 授賞式では壇上で一社ずつトロフィーが贈呈されました。

ある程度アドリブで喋れるように、念のためコメントを用意していたのですが、特に壇上にあがっても喋る必要はなく、人前で喋るのが苦手なタイプのエンジニアにも優しい多様性に配慮したプログラムとなっていました。

授賞式の後には、懇親会も開催されました。 懇親会では、お寿司や牛肉料理など、オランダでは100Euro払っても食べられないようなご馳走を食べながら、メディアドゥと似たような技術を採用している会社様とも興味深いお話ができました。