Tech Do | メディアドゥの技術ブログ 

株式会社メディアドゥのエンジニアによるブログです。

スポンサーレポート JAWS DAYS 2020

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最終的なアーキテクチャ

メディアドゥによるスポンサー活動として、JAWS DAYS 2020 オンラインへ協賛し、登壇時間 45分ほどに相当するセッション資料を公開しましたので、その内容をレポートします。発表者および、この記事の作成は、メディアドゥ シニアエンジニアの濱口が担当しました。

 

メディアドゥによるスポンサー活動

現在、メディアドゥでは技術広報に力を入れています。その一環として、技術系のカンファレンスやイベントへ協賛を推進するスポンサーチームが存在します。私もそのチームの一員です。JAWS DAYS以外でも、様々な箇所でスポンサー活動を実施しているため、他でご存知の方もいるかも知れません。

今回は、スポンサーチームの活動としてJAWS DAYS 2020へ参加いたしました。

JAWS DAYS 2020

JAWS-UG (AWS User Group - Japan) は、国内最大級のAWSユーザコミュニティです。つまりJAWS DAYSは、コミュニティ主体でのAWSイベントとしては国内最大級の規模となります。メディアドゥでは開発基盤とするパブリッククラウドとしてAWSを採用しており、現在のプロダクトでも活用をしていますため、その一環としてJAWS DAYSへのスポンサー活動に踏み込みました。JAWS DAYS 2020は、当初はオフラインイベントを予定されていましたが、コロナウィルスの影響によりオンラインでの開催へ変更となりました。

セッション内容

セッションページ

jawsdays2020.jaws-ug.jp

スライド本体

speakerdeck.com

最初からAWSで開発しているプロダクトはメディアドゥの中にもありますが、私自身が稼働から10年ほどが経つシステムの運用をしていますので、登壇内容もクラウドネイティブな話題よりはクラウドリフトや既存システムを新規システムで囲い込み、システムのライフサイクルを延ばすような内容としました。メディアドゥでは業務を支える基幹システムの統合や刷新を進めており、その一環として書店運用を支えるシステムにもテコ入れが必要になりました。

書店運用のシステムの対応方法として、オンプレミスで稼働する既存のアプリケーションの修正をする方針も検討しましたが、速度と品質の維持を続けるためには、既存のアプリケーションの改修は難しいと判断しました。既存の部分にはほとんど手を加えず、その周りに購入やダウンロード、商品管理に関する小さなアプリケーションをAWSで作成し、囲い込む方針としました。

オンプレミスとクラウドの両方で稼働させるためにいくつかの課題が出ました。それらの課題と解消法に関することが、セッション資料には書かれています。課題の内容だけを列挙すると下記のようなものが主体です。

  • 商品データなど、大量データの移行
  • 購入やダウンロードなど、ユーザリクエストに対してオンラインで反応する部分の一貫性の保持

AWSに関することが中心の資料のため細かくは触れていませんが、開発言語もJavaとPHPから、Goへ変更しました。

まとめ

メディアドゥが自社で開発・運用する書店システムでは、約100ほどのサービスを支えており、徐々にAWSに開発したシステムへ移行が進んでいます。現在は、既存システム自体をオンプレミスからクラウドへ移すクラウドリフトも進めており、その移設先ももちろんAWSで進めています。

メディアドゥはテクノロジーを活用して業界を牽引していくため、多くのエンジニアへ情報を共有し、興味があれば一緒に開発していける方を募集しています。