Tech Do | メディアドゥの技術ブログ 

株式会社メディアドゥのエンジニアによるブログです。

技術書同人誌博覧会を開催します!

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インタビュアー×「技書博」立ち上げメンバー

こんにちは!メディアドゥの奥野です。
7/27(土)に「技術書同人誌博覧会」が開催されます。

弊社はパブリシティサポーターとしてイベントに協賛しています。
今回はこのイベントについてご紹介します!

イベント概要

技術書同人誌博覧会(以下、技書博)は、主にエンジニアを対象として新たに開催される、技術書同人誌の頒布即売会です。 今回がはじめての開催となり、開催要項は下記の通りです。

  • 日時: 2019.07.27(土) 11:00~17:00
  • 場所: 大田区産業プラザPiO 小展示ホール
  • 参加費:無料 ※11:00~15:00は事前予約必須

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参加方法について

混雑を回避するため、11:00~15:00に来場する場合には事前予約(無料)が必要になりますのでご注意ください。
15:00以降は予約不要でどなたでも入場できます。
※スポンサー企業の社員は事前予約不要で入場可能になるそうなので、当社社員のかたはスポンサーチームまで声をかけてください。

事前予約(無料)はこちらから申し込みできます。 passmarket.yahoo.co.jp

出展サークルについて

当日は約70サークルが本を頒布予定です。
参加する前にみなさんぜひチェックしてくださいね!

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パブリシティサポーターについて

今回メディアドゥ は「パブリシティサポーター」として技書博に参加しています。 このプランでは、ポスター・バナー・スタッフTシャツなど、会場内にある様々なデザインを手がけています。 当社はデザインチームを2018年に立ち上げ、現在UXデザインに力をいれています。 当社のエンジニア組織&デザイン組織をみなさまに認知していただければと思っています。

そして、当社からのノベルティとして当日は入場者全員(先着1,000名様)にかわいいうちわを配ります!
暑い夏を乗り切るためにも、みなさんぜひGETしてくださいね!

インタビュー

「技書博」立ち上げに関わった弊社メンバーの森川(id:ariaki)にイベントの魅力をインタビューしました。

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「技書博」立ち上げメンバーの森川さん

なぜ「技書博」?

── 他にも技術同人イベントはいくつかありますが、なぜ今回「技書博」立ち上げに至ったのでしょうか?

"技術同人イベント"というと 、まず発信するという強い思いがあり、なかなか初めての執筆に踏み切ることが難しいですよね。更に、昨今では規模が多くなり、出展に躊躇される方も多いのではないかと感じています。
また、読者側も、せっかく本を手にとっても積読してしまうという人をよく見かけます。
そこで初心者がエントリーしやすく、読んだ本の内容を次に繋げる機会を創出できないかと考えました。
これまでにエンジニア向けコミュニティを作り、LT大会を開催したり、エンジニアのアウトプットをサポートするための活動を行ってきたのですが、この経験を活かし、知識をアウトプットできる場を増やそうと考えました。

知識の共有によって私たちの知識向上につながり、ひいてはエンジニアの地位向上になるのではないかと考えています。
給料も上がるかもしれませんよね。もしかすると、「こんなエンジニア達がいる日本ってすごいな」と思ってもらえるかもしれません。

── エンジニアのインプットとアウトプットを支援するイベントにしたいということですね。

そうです。「アウトプット」をすることでエンジニアとしての成長の幅が広がると考えています。

アウトプットには、カンファレンスなどの登壇・ブログやQiita・Podcastなどありますが、体系的な知識をインプット/アウトプットするという点において、"本"というのは最も適切な形ではないかと考えています。

例えば、カンファレンスなどに出席し、多くの方の登壇を聞いても、最後まで覚えていることってほんの少しじゃないかと思います。
登壇後に内容を振り返れるようスライドが共有されるケースも増えていますが、トーク内容が含まれず本当に大切な情報が漏れてしまいます。 大きなイベントだと動画が公開されることがありますが、見返すためには多くの時間がかかりますよね。 登壇という行為は、熱量や思いを発信することには向いていますが、限られた時間のなかで物事を体系的に伝えることは難しいように思います。

一方、"本"は登壇に比べて圧倒的に情報量が多く、知識を体系的に吸収できるというメリットがあります。
時間や場所などに制限されず不特定多数の人に好きなときに読んでもらうことができるのも特徴ですよね。
文字にするという観点ではブログやQiitaなどの技術情報共有サービスも同じに見えますが、個々の記事ではトピックが特定されているため、体系的に学ぶためには多くの労力が必要です。

また、技術書として頒布されるなかでも、電子書籍と紙の本には大きな違いがあります。 電子書籍は容易に持ち運べますし便利な点は言い尽くせないくらいたくさんありますが、紙の本(技術書)には「集中できる環境が作れる」というメリットがあると考えています。
紙はデジタルと切り離されているため、いろんなアプリからひっきりなしに通知が来ることはありませんし、リンクなどから脱線したり、ウインドウを切り替えたくなったりしません。 本を手に取り開くという行為によって、脳を集中状態に切り替えますし、目の前に文字だけがある世界を過ごすことで吸収しやすくなるはずです。

少し話がそれましたが、知識を体系的に得ることができる「技術書」によって誰もがアウトプットができるようなイベントになればと思っています。 誰かが書いた本を読んで、そこから学んだ内容を用いて新しい製品やサービスを作りだして、その経験がまた本になると素晴らしいですね。 知識の共有によって世界に便利なものがたくさん生まれていくといいなと思います。

「技書博」の特徴

── 開催に際し、大切にしていることなどありますか?

とにかく、みんなが楽しく参加できることを大切にしています。
そのためには、安全面に配慮することがまずは最優先だと考えています。

当日は、混雑回避のためにチケットを1時間ごとに発券する、来場者全員に水を配る、警備員を配置する、などさまざまな施策を実施予定です。 ここではまだお伝えできない内容がいくつかありますので、ぜひ当日私たちがどんな対策をしているのかご覧ください。

また、不測の事態に備え、私自身も普通救命講習(東京消防庁<安全・安心情報><救急アドバイス><救命講習のご案内>)を受講しました。

── その他にどんなことを工夫しているのでしょうか?

「技書博」は同人誌系イベントやITカンファレンスのなかでも少し特殊な視点が多いのではないかなと考えています。
例えば、スポンサープランがあまり見かけない構成です。

例えば、弊社はデザインを強化しようとしていることもあり、これをアピールできるようにパブリシティサポーターとしてポスターやロールアップバナーなどのデザインを担当しています。
セキュリティサポーターという枠では、会場の安全性を確保するため、警備員やツールの費用をご担当いただきました。 その他にも、トートバックサポーターやオフィシャルサポーターというように、ご支援いただきたい内容ごとに枠を作っています。
それぞれ、ロゴが入る位置や見せ方も工夫していますので、そこにも注目してみてください。

── 他にも注目してほしい点などありますか?

技術博では、割安の価格で利用できる会場至近のホテルと連携しているとのことで、ぜひ活用してほしいですね。

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── 確かに他のイベントではあまり見ませんね。なぜこのような宿泊プランを用意したのですか?

都心に住む人だけでなく、地方の方にも参加してほしいという思いがあるからです。 東京と地方では圧倒的な格差がうまれていて、これをできる限り解消していきたいと考えています。 これは難しい課題ですが、まずは全国から来場しやすい環境の整備を目指しました。

とにかく、住んでいるに左右されることなく、エンジニアにはアウトプット活動をしていってほしいですね。
本を書く人が増えることで、その地域でのイベント開催に繋げることができますし、これが地域活性化にも繋がると思います。
「本」は会場に来なくても知識を共有できる良いメディアなので、例えば地方の人が執筆した本の委託についても考えていきたいです。
新しい著者を生み出すようなイベントを東京だけでなく地方でも開催するのもいいですよね。 やりたいことはたくさんあります。ぜひこの記事をご覧になった企業様に、私たちの活動をご支援いただきたいです。

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── どんな方に来てほしいですか?

老若男女、いろんな人に来てほしいですが、特にいろんな分野の「初心者」に来てほしいですね。
私たちのイベントは、初心者に対して優しくありたいと考えています。
初回開催のため、うまく設計できていないところもたくさんありますが、イベントで頒布される本を見ていろんな知識を吸収し、「自分も執筆やってみたいな」「何か作りたいな」と思ってもらいたいです。

── ちなみにですが、目標来場者数ってどのくらいなのでしょうか?

一般参加者の目標来場者数は「1,000人」です。
みなさん奮ってご参加ください。 私は申込者数が1人増えるごとに心の中でガッツポーズしてます。

── 最後にひとことお願いします。

自分自身、「本」は素晴らしいメディアだと思っていて、仕事でも12年ほど関わってきました。
今回は仕事の延長ではなく趣味としてやっている活動ではあるのですが、同じ「本」を扱うことには感慨深いものがあります。 また、自身の活動が勤めている会社から支援してもらえるのはすごいですよね。
準備は楽しくもしんどいことがたくさんありますが、会場を借りたり、ノベルティを作ったり、さまざまな応援をしていただきました。 本当に良い会社だと思います。

おわりに

当社がデザインを担当したロールアップバナーなどは近日公開予定です。
完成したらレポート記事を掲載したいと思いますので、お楽しみに!